福満しげゆき「うちの妻ってどうでしょう?」

「うちの妻ってどうでしょう?」は、作者である福満しげゆきさんの自伝エッセイ的なマンガ作品になっています。

福満しげゆきさんといえば、他にも「僕の小規模な生活」など、自伝エッセイマンガ家としても知られています。

その大半は、彼とその妻との日常風景を切り取った内容ですが、こちらの「うちの妻ってどうでしょう」もタイトルの通りに、福満しげゆきさんと妻のゆるい日常が繰り広げられます。

とにかくどんな些細な出来事でもエピソードにしてしまう作品なので、そのぶん非常に現実感が強くなっていくようで、思わず共感してしまうようなところもたくさんあります。

福満しげゆきさんは作品の中で、「自分にはバックボーンになるような経験や体験がない」とこぼしてしまうほど、赤裸々に人生が語られるのが何よりの特徴といえるでしょう。

エッセイ的な作品といえば、何か脚色したりしているんじゃないかと勘ぐってしまうこともあるかもしれませんが、福満しげゆきさんの場合には、むしろ一切脚色してないんじゃないかと思えてしまいます。

マンガの中で描かれる妻の普段の言動もおもしろみがあって、なおかつ愛嬌もあるのでほんわかと楽しめることでしょう。

Kindle価格は¥500、紙の本よりも280円お得です。(2014年1月現在)

このページの先頭へ